コンテンツにスキップ
biolearnexact4zbepx9nxx9ocx9mvx9lvx9o3x9m8x9mbx9o3x9mwx9nxx9ocx9nv

ローディングコントロールとは何か

この記事で学ぶこと

  • ローディングコントロールの役割を説明できる
  • 目的バンドと補正用バンドを分けて読める
  • ローディングコントロールが不安定なときの注意点を理解する

ローディングコントロールは、各レーンに入ったサンプル量や検出条件の違いを補正するための基準です。

Western blotの目的バンドをローディングコントロールで補正し、条件間の比較へ進む流れを示す概念図
目的バンドは補正の基準とセットで読む ローディングコントロールが安定しているか、定量値が何で補正されたかを確認します。

Western blotでは、サンプルをレーンごとに流して目的タンパク質を検出します。しかし、各レーンに入った総タンパク質量や膜への転写、検出の効率が完全に同じとは限りません。

そこで、条件間で大きく変わらないと期待されるタンパク質や総タンパク質染色を基準にして、目的バンドの濃さを補正します。この基準がローディングコントロールです。

なぜローディングコントロールの視点が重要か

Section titled “なぜローディングコントロールの視点が重要か”

目的バンドが濃く見えても、単にそのレーンに多くのサンプルが入っていた可能性があります。ローディングコントロールが安定しているか、定量値が何で割られているかを確認すると、Figureの比較を読みやすくなります。

ローディングコントロールの視点は、「見えている差が目的タンパク質の差なのか、サンプル量や検出条件の差なのか」を切り分ける助けになります。Western blotの結果を読むときは、目的バンドと補正の基準をセットで見ます。

どんなローディングコントロールがあるか

Section titled “どんなローディングコントロールがあるか”

Western blotでは、目的タンパク質のバンドだけでなく、β-actin、GAPDH、tubulinなどのローディングコントロールを一緒に示すことがあります。各レーンに同程度の総タンパク質が入っているかを確認するためです。

膜全体のタンパク質染色を使い、総タンパク質量で補正する方法もあります。

ローディングコントロールはどう確認するか

Section titled “ローディングコントロールはどう確認するか”

ローディングコントロールは、目的タンパク質と同じサンプル由来で、比較したい条件の間で大きく変わらないことが前提です。バンドが飽和していないか、目的バンドと同じ範囲で定量されているかも確認します。

近年は、特定のハウスキーピングタンパク質だけでなく、総タンパク質染色で補正する方法も使われます。どちらの場合も、Figure legendやMethodsで何を基準にしたかを確認します。

補正基準の違いは何につながるか

Section titled “補正基準の違いは何につながるか”

補正基準が安定していれば、目的バンドの条件間比較を読みやすくなります。逆に補正基準が条件で大きく変わる場合、目的タンパク質の差が実際より大きく、または小さく見える可能性があります。

補正は比較を助ける操作であり、すべての実験差を消す保証ではありません。独立した反復、抗体検証、別手法での確認と合わせて判断します。

論文や実験ではどう出てくるか

Section titled “論文や実験ではどう出てくるか”

論文では、Western blotの下段にローディングコントロールのバンドが示されることがあります。定量グラフでは、目的タンパク質のシグナルをローディングコントロールで補正した値として示す場合があります。

読むときは、同じサンプル由来のコントロールか、飽和していないか、目的タンパク質と同じ比較で使われているかを確認します。

  • ローディングコントロールと陰性対照: ローディングコントロールは投入量の確認で、反応が出ないことを示す陰性対照とは役割が違います。
  • 一定に見えるバンドと完全な保証: バンドが似ていても、転写や検出の条件まで完全に保証するわけではありません。
  • ハウスキーピングタンパク質と不変なタンパク質: 条件によってはハウスキーピングタンパク質も変動することがあります。
  • ローディングコントロールは必ず一定だと考える。
  • 目的バンドだけを見て、補正後の定量値を確認しない。
  • どのタンパク質を基準にしたかをMethodsで確認しない。
日本語 英語 略語 説明
ローディングコントロール loading control - レーン間のサンプル量や検出条件を補正する基準。
目的タンパク質 target protein - 実験で量や修飾を見たいタンパク質。
正規化 normalization - 比較しやすくするために基準で割るなどして値をそろえること。
総タンパク質染色 total protein staining - レーン全体のタンパク質量を確認する方法。
バイアス bias - 基準の選び方や露光条件によって、見かけの差が偏る可能性。
確認問題

読み終えた内容を、1問ずつ選択式で確認します。

未回答

4 最高記録なし 復習なし

確認問題

確認問題

1/4