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患者コホート表の読み方

この記事で学ぶこと

  • 患者コホート表で対象者数と群分けを確認できる
  • 背景因子、欠測、追跡期間を読み落とさない
  • Kaplan-Meier曲線やROC曲線の前提として慎重に読める

患者コホート表は、研究に含まれる対象者の数、群分け、年齢や性別などの背景、追跡期間、欠測の有無をまとめた表です。臨床研究のFigureや結果を読む前提になります。

読むときは、「この研究は、どんな対象者を比べているのか」を確認します。Figureの差を見る前に、群の人数や背景が大きく偏っていないかを見ます。

患者コホート表で群ごとの対象者数、背景因子、欠測、追跡期間を確認する概念図
患者コホート表は研究対象の前提を読む 対象者数、群分け、背景因子、欠測、追跡期間を確認して、後続Figureの解釈につなげます。

このFigureでは、群ごとの人数、年齢、性別、病期、サンプル種別、追跡期間、欠測、除外基準などを確認します。比較したい群の背景が大きく違っていないかを先に見ます。

この表は単独で結論を示すものではなく、Kaplan-Meier曲線、ROC曲線、Forest plotなどを読む前に、比較の前提を整えるための情報として使います。

  • 行: 年齢、性別、病期、サンプル種別、追跡期間、治療歴などの項目です。
  • 列: 全体、群A、群B、解析対象、除外対象などの集団を表します。
  • n数: 各群に何人、何サンプル、何例が含まれるかを示します。
  • 要約値: 平均、中央値、範囲、割合など、項目ごとの表し方が異なります。
  • 欠測: unknown、not available、NAなどとして、情報がない対象が示されることがあります。
  1. 研究全体の対象者数と、解析に使われた人数を確認します。
  2. 群分けが何を基準にしているかを確認します。
  3. 各群の年齢、性別、病期、サンプル種別などの背景を比べます。
  4. 欠測、除外、追跡期間、解析対象の減り方を確認します。
  5. 後続のFigureで示される差が、群の背景や解析対象の違いに影響されていないか考えます。

人数やサンプル単位が読みにくい場合は、n数とは何かに戻ります。群の背景差が結果の解釈に影響しそうなときは、交絡バイアスを確認します。

この表は研究Figureを読むための教育用の入口です。個別の診断、治療選択、健康状態の判断には使いません。論文本文では、対象者の集め方、除外基準、追跡方法をMethodsとResultsに戻して確認します。

  • 全体の人数だけを見て、各群の人数差を確認しない。
  • p値が付いている背景項目だけを見て、実際の偏りや欠測を見落とす。
  • unknownやNAを、重要ではない情報として読み飛ばす。
  • コホート表を見ずに、Kaplan-Meier曲線やROC曲線の見た目だけで強く解釈する。
  • 患者コホート表を個別の医療判断に直接使える表として読んでしまう。
日本語 英語 略語 説明
患者コホート表 patient cohort table - 研究対象者の人数、群分け、背景因子、追跡期間、欠測などをまとめた表。
n数 sample size n Figureや表で数えられている対象者、サンプル、測定単位の数。
交絡 confounding - 比較したい要因とは別の要因が、結果の見え方に影響すること。
バイアス bias - データの集め方や解析の過程で、結果が一方向にずれること。
確認問題

読み終えた内容を、1問ずつ選択式で確認します。

未回答

4 最高記録なし 復習なし

確認問題

確認問題

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